岸田 隆先生
大阪回生病院 肝臓専門医
Q、医師、または医療機関にとって、訪日中国人患者受け入れ時の悩みや心配する点は何でしょうか。
A、訪日中国人患者受け入れ時の悩みは、おもに言葉の問題になります。患者との意志疎通が十分に図れるか?健康診断の内容について理解が十分されているか?日本の医療制度、医療内容についての理解が得られるか?こういった不安要素を取り除くには、安心、信頼できる医療通訳の介助が不可欠でしょう。
Q、ナースウェル・インターナショナルにはどのようなことを期待しますか。
A、健康診断の事前準備として、主訴、現病歴、問診、既往歴;鍼灸、輸血、アレルギー、内服歴、生活歴;飲酒、喫煙、健康食品摂取有無、社会歴:、居住歴:、渡航歴:家族歴:、などの事前問診の情報をしっかり取っておくこと。
また、健康診断、前日夕方9時以後絶食、当日の流れ(絶食。飲水は7時まで可。高血圧治療の内服は朝しておく。治療を受けている患者は内服薬持参携行の上、健診終了後、持参薬を内服すること)、等の検査内容の説明を事前にしっかりとしておき、十分な理解を得ておくこと。
訪日中国人患者が安心して健康診断を受けられるよう、費用を含め事前の説明、手順を理解していただくよう十分な説明を予めしていただきたい。
Q、ナースウェル・インターナショナルはそのような期待に答えることができているでしょうか。
A、そうですね。期待以上です。
まず、ナースウェル・インターナショナルは、中国と日本の両者の医療事情に精通していることが挙げられます。この点は非常に大事な点です。
また、訪日中国人患者の全体像を把握し、健康診断及び精密検査、治療についての要望や訴えをしっかり把握したうえで情報提供してくれる点が非常に素晴らしい点です。
Q、ナースウェル・インターナショナルを他の医療機関に推奨したいですか?
推奨する場合、その理由とは何でしょうか。
A、はい、推奨します。
ナースウェル・インターナショナルから紹介される訪日中国人患者は、日本での健康診断を真に希望されている真摯な方々が多いので、非常に対応しやすいです。
また、万一のトラブル発生時にもしっかりフォローしてもらえます。
林 史郎先生
日本内科学会 総合内科専門医
消化器病学会 専門医
消化器内視鏡学会指導医、専門医
膵臓学会、肝臓学会
Q、薬に関しましては、やはり中国でまだ未発売のPCAB(タケキャブ 海外名 Vocinti Takeda)を日本で手にいれることができることでしょうか
A、逆流性食道炎適応ですし、潰瘍治療にも強力な効果があります。
これを用いたピロリ除菌のレジメは一次除菌で90-96%と良好で
ここ2.3年ではこのレジメが日本で完全な一強ですので処方できるメリットはあるかと思います。
ただ、除菌の処方まで考えると当日HP判定ができるシステムが必要ですね。
内視鏡手技について、15年以上内視鏡に関わっており、ESD(早期胃がん、食道がん、大腸がんの内視鏡治療)の経験は500例程度ありました。ERCP(胆管、膵臓関連に対する内視鏡治療)に関しましては3000例以上経験があり、その時代からの人脈があることが自身の強みかと考えております。
麻酔を用いて、上下部同時内視鏡検査ができることがおすすめです。
このために内視鏡室の配置にこだわりました。生体モニターの配置、コード類も今回業者と話し合って作り上げました。
麻酔の内容にもこだわっています。できるだけ、寝ること、苦痛が少ないことそれだけではなく、早く覚醒することを考えて、各人に合わせた、ブレンドでの麻酔を行っております。(今は亡き義父である麻酔科専門医と相談して作り上げた方法です。)
もしよろしければ 前回受診した方に聞いてください、僕も聞けたらうれしいです。
看護師さんたちも内視鏡専門看護に長けた人たちに入って頂いておりますので
これもメリットかと思います。
内視鏡洗浄については、日本で3社のみが該当する 高水準洗浄とされる基準の厳しいもの(コストがかかっております)を導入しておりますので安心して検査を受けていただけるかと思います。
Q、NsWell社、 劉綺様について
A、私たちも劉綺さんに感謝しております。
今回医療ツーリズムで感じたのは、当日の意思疎通はもちろんのこと、前後のフォローも大変重要かと感じます。
その点で、日中の医療に通じた専門家にコーディネーターとして入って頂いていることがとても重要であると感じました。
患者様はもちろん、 我々提供する側の医師、看護師、スタッフも安心して行うことができました。
今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。